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あらためて Time Capsule を分解してみます。 [Time Capsule]

以前、Time Capsuleを分解するネタを書いているのですが、
もうちょっと細かい情報を残しておきます。

分解の方法はTime Capsuleの世代によってことなるようです。
ここでは、
APPLE Time Capsule 1TB MC343J/A

APPLE Time Capsule 1TB MC343J/A

  • 出版社/メーカー: アップル
  • メディア: エレクトロニクス




このモデルをベースに説明します。


同じ1TBのモデルでも
Apple Time Capsule 1TB MB765J/A

Apple Time Capsule 1TB MB765J/A

  • 出版社/メーカー: アップル
  • メディア: エレクトロニクス
Apple Time Capsule 1TB MB277J/A

Apple Time Capsule 1TB MB277J/A

  • 出版社/メーカー: アップル
  • メディア: エレクトロニクス
など複数のモデルがありますので、分解方法が異なるかもしれません。
ご承知おきを。


では早速。


1.裏返します。
P1080422.jpg


2.ラバーを引きはがします。
P1080423.jpg
初回は、かなりの力が必要です。
がんばってください[あせあせ(飛び散る汗)]
角っこからマイナスドライバーなどを差し込むとなんとか
なるかもしれません。。


3.プラスのドライバーでねじを外します。(10カ所)
P1080424.jpg
ねじを外すと天板が外れます。
ファンの4pinコネクターがメインの基板につながっているので、
そっとはずしてあげます。

4.ハードディスクのコネクタを外します
P1080435.jpg
ハードディスクは特に固定されていないので、HDDにつながっている
SATAコネクタと電源コネクタを抜けば取り出せるのですが、さらに
温度センサーもつながっており、HDDのサルベージなどの作業が
しにくい場合は、4.に進み、センサーのコネクタも抜いてください。


4.電源モジュールを外します
P1080425.jpg
電源モジュールから伸びているコネクタを抜き、

pic.png
電源モジュールを上に引き上げ、取り除きます。

5.ハードディスクを上に引き上げ、分解完了
P1080437.jpg
ハードディスクには温度センサーのコネクタがメイン基板に
刺さっているので、抜いてくださいね。


ちなみに、Time Capsuleに乗っているHDDは、、
P1080440.JPG

でした。。

おしまい[揺れるハート]


取り外したHDDからのデータの復旧は こちら





ちなみに、Time Capsuleの起動システム部分はファームウェアに
のっているようですので、おそらく、HDDを交換するだけで、認識
されて、初期化されるような気がします。

これが成功するのだとすると、Time CapsuleのHDDを交換して
容量をUPすることが可能ですね。


故障したTime Capsuleからデータを救い出す方法 [Time Capsule]

[るんるん]このブログへのアクセスログを拝見しておりますと、

分解 + Time Capsule のキーワードでたどり着いて来られている方が
非常に多いようです。
つまり、、Time Capsuleが故障して[あせあせ(飛び散る汗)]、分解してでもハードディスクから
データを救出できないかと思われる方が多いということでしょうか。。

そこで、以前のブログでは、分解について書かせていただき、
データのサルベージの仕方については細かく書いていませんでしたので、
改めて、データの取り出し方についてメモしておきたいと思います。。。

タイムカプセルの分解については、こちらの通りですので、
参考にしてください。

さてさて、HDDからのデータの取り出し方についてです。

いろいろとやり方はあるかと思いますが、Time Capsuleを使っている
ユーザーの想定としてMacユーザーが多いでしょうから、Macを使った
方法についてメモしておきます。



ステップ1
Time Capsuleから取り出したHDDをMacにつなぎ認識させます


つなぐにはこんなツールを使うのが便利です。



グリーンハウス SATA/IDE-USB2.0変換アダプタ 2.5インチHD対応 GH-USHD-IDESA

グリーンハウス SATA/IDE-USB2.0変換アダプタ 2.5インチHD対応 GH-USHD-IDESA

  • 出版社/メーカー: グリーンハウス
  • メディア: エレクトロニクス



内蔵されているハードディスクはSATAですので、SATA→USBに変換し、
それをMacに接続します。

繋ぐとこうなります↓

【Mac】=USB=[USB-SATA変換]=【取り外したHDD】-ACアダプタ給電

認識されると「ディスクユーティリティー」にこのように表示されます。
# ディスクユーティリティーは、「アプリケーション」→「ユーティリティー」の
# 中にあります。

スクリーンショット(2010-03-08 2.58.30).png
ディスクに異常が無ければ、Time Capsuleから取り外したHDDには
3つ以上のパーティションに区切られており、

APconfig
APswap
Backup(←これは私の場合)

などと分かれているはずです。

パーティションテーブル自体に問題がある場合は、これらが正しく
表示されないかもしれません。
その場合、パーティションテーブル自体の復旧がまず必要となります。(※)

ここでAPconfig,APswap以外のパーティションがデータを保存していた
パーティションになります。(ここではBackup)

そのマウント済みパーティション(ここではBackup)をFinderで
のぞいてみてください。

必要なデータがあればよいのですが、不幸にしてない場合、
そのパーティションの検証を行ってください。
(ディスクユーティリティの一番左のボタンから。)
不具合がある場合、

スクリーンショット(2010-03-08 3.01.07).png

このように

ディスクユーティリティーはxxxの検証を中止しました。
このディスクは修復する必要があります。
“ディスクを修復”をクリックしてください。

と言われますので、右下の「ディスクを修復」ボタンをクリックします。

スクリーンショット(2010-03-08 3.01.17).png
しばらくすると修復が終わり・・・

スクリーンショット(2010-03-08 3.02.12).png
修復に成功すると↑のように表示されます。
再度マウント済みパーティション(ここではBackup)をFinderで
のぞいてみてください。
必要なデータがあればよいのですが、不幸にしてない場合も
ステップ2へ進みます。

修復に失敗した場合も、残念ですがステップ2へ進みます。



ステップ2
データを取り出すためのアプリをインストールします


私はこれをつかいました♪


データレスキュー3

データレスキュー3

  • 出版社/メーカー: アイギーク・インク
  • メディア: DVD


とても簡単に使えるMacのみで動くサルベージツールです。

マニュアルに従って、インストールしてください。

インストールが終わりますと
スクリーンショット(2010-03-08 3.04.54).png
このような画面が表示されますので、「ドライブボリュームの選択」
ボタンをクリックします。

スクリーンショット(2010-03-08 3.05.27).png
左下の「詳細ビュー」をクリックし、

スクリーンショット(2010-03-08 3.05.34).png
データを救い出したいパーティションをクリックします。
ここではBackupパーティションをクリックします。
(内蔵ブートドライブではなく、外付けUSBから選んでね[るんるん]

次にスキャン方法を選びます。

スクリーンショット(2010-03-08 3.10.08).png
まず、「クイック」を選択し、「開始」ボタンをクリックします。

途中、↓のような画面が表示され、、
スクリーンショット(2010-03-08 3.06.15).png
1分程度で終了します。

スキャンが完了しますと、

スクリーンショット(2010-03-08 3.09.21).png
このように、救出できたデータが一覧で表示されます。
後は救い出したいデータにチェックをつけ、「復旧」ボタンを
クリックします。


これで、復旧できればよいのですが、
私の場合は復旧できませんでした。。

そこで、再度、この画面に戻りディープスキャンを行います。
スクリーンショット(2010-03-08 3.10.08).png

ディープスキャンは非常に時間がかかります。。。
スクリーンショット(2010-03-08 3.10.23).png
ハードディスクの容量にもよりますが、まる1日程度かかることを
覚悟してください。。

こちらも救出が完了しますと、、クイックの時と同じファイル一覧の
画面が出てきますので、そこから復旧します[揺れるハート]

私の場合は、ディープスキャンで90%程度のファイルを取り戻す
ことに成功しました。



(※)パーティションテーブルからの復旧やデータレスキューを使っても
データが復旧できなかった場合は別途ご相談を。。



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